面白さを探求するブログ

アニメ考察、読書感想、疑問に思ったことなど

感想

アニメ『無職転生』の作品分析

岡田斗司夫が珍しく異世界転生モノを推薦していたので見てみたが、まあ普通に面白く一気観できた。というわけで、この作品の面白さがどのようにして生まれているかを考えてみる。 結論 二重一人称視点 エリスと主人公のキャラ相性 「見た目は子供・頭脳は大…

SAOの作品分析:仮想空間という箱庭が物語作りにおいていかに便利か

現実世界を舞台にした物語で、話のスケールを大きくするとその代償として主人公たちの存在感が脅かされるという問題がある。例えば、事件の規模が大きくなると報道機関、警察、自衛隊、政府などが動き出し、もはや主人公らの行動によって物語の展開をコント…

映画『メッセージ』を見た感想

つまらなかった。 なぜつまらなかったか考える。 宇宙人との遭遇・対話をリアルにドキュメンタリーチックにやろうとしていた。 でもそういう方向性でやるならとことんリアリティにこだわってほしかった。 例えば、中国が先制攻撃に走ろうとしたり、隊員がC4…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』手紙の話の感動について

注意:10話のネタバレあり 10話の手紙の話が感動した。 感動レベルの最大瞬間風速は、アニメの中では歴代2位。なので、10話の感動について掘り下げてみたい。 10話の感動は、娘の激白シーンがピーク。 とりあえず、そのシーンの脚本を書き起こして…

『ゴブリンスレイヤー』や『SAO』に見る性暴力と危機の相乗効果

今やエロ要素は深夜アニメに必須要素となりつつあるが、『ゴブリンスレイヤー』のようなシリアスな作品では、うかつにラッキースケベを強調しすぎては雰囲気を損ねるリスクもある。特にこの作品では主人公が堅物なのでラッキースケベと相性が悪い。 しかし、…